「そろそろ、終わるってことなんじゃねぇの?正直、このまま地球が滅亡しようがどうとは思わねぇけど…人間がいなくなったら暇だろうなぁ……人間がいなくなった世界がどうなるのかはちょっと気になるけどさ」
「でも人がいないってことは、食べ物は自給自足になるんじゃ?」
チェスの一言に三人は、チェスが人間だというコトを思い出す。
限りなく人間と言う場所から離れている所為で、忘れてはいたがチェスはこれでもまだ人間である。
「そっか、チェス君が一人で農作業とかしなきゃならないね」
「貴方達の好む紅茶や珈琲だって、チェスが作らなきゃならないのよ?」
「それだけじゃない。魂のストックがなくなれば俺たちも飢えに苦しむ」
あぁそれは嫌だ!とフィンが声をあげて頭を抱えた。
「お腹空くんですか?死神って」
「空くよ。ずっと魂を食べないでいるとね。でも厄介なのは食べないでいても死なないってこと。ずーっと苦しいだけ、あれは嫌だ…」
フィンは明らかに眉を寄せて絶望的な表情をした。


