ワケアリ(オカルトファンタジー)




人を殺していくうちに内臓よりもとても興味深いことを発見したキリルはその研究へとまた没頭し始めた。


その興味深い発見と言うのは、最期の言葉である。


ある者は誰かの名前を呼び、ある者は自分への悪態を漏らし、またある者は許しを乞い泣き叫び、ある者は聖書を読み上げ、あるものは神に祈った。


多種多様な死に様に、キリルはそのとき漸く笑った。


この人間は何を言うだろう、とワクワクしながらナイフを突き立て、死んでいくその様子を眺めた。


自分が死に逝くとわかった人間は、実に色んな最期を迎えて死んでいく。


気がつけばキリルは、何十人もの人間を殺していた。


そして、警察がキリルの犯行に気付き、キリルを捕まえるまでに44人もの人間をキリルは殺した。


その惨忍な犯行に、キリルはすぐに公開処刑された。


自分は、最後に何と言うだろう。