* 『ねぇ、遊ぼう…』 暗闇の中から声が聞こえる。 何処かで聞いた事があるような、気のせいであるような、そんな声だった。 『誰…?麻衣子?奈津美?明菜?』 心の中で問いかける。 その声は、私の質問には答えずに先ほどと同じ言葉を繰り返す。 『ねぇ、遊ぼう…?』