「アニエスどうしたの?なんだか泣きそうな顔をして…カルヴィン様のお城で何かあったの?」 「…いえ、なにも」 「でも、…とても悲しそうよ?」 「姫様……あなたはいつか仰いましたね、国を思うにはまずは周りの人間から…国を愛するにはまずは周りの人間から、と」 「えぇ。それがどうかしたの?」 「…………私は、あなたを心から慕っております」 「…アニエス?」 「それだけです、…我が姫」 *