私から告白なんて、おこがましい気がする……。
だって誉君、誰よりもカッコ良くてモテモテで、それに誉君の周りに居る女の人全員美人だし……。
私みたいなお子ちゃま、妹って立ち位置がなければ、相手にすらされてないよね……。
「ないない、告白だけはないよ美音ちゃん。それに私別に誉君のこと……」
「あーはいはい、意地になって好きって言えないのはいいとして、親友の私にも言えないわけ?」
「……」
「立夏がそんなんだといつか誰かにーー……」
顔をしかめる美音ちゃんの声を、開いた教室のドアが遮った。
集中していた会話から外れた目は、自然とドアに注がれる。
「あっ、あの立夏ちゃん、美音ちゃん……」
可愛らしい聞き慣れた声が、私と美音ちゃんの名前を呼ぶ。
教室のドアを開けたのは、隣のクラスの宇津宮梨々香ちゃんだった。


