ミッドナイト追放ー見え隠れする独占欲ー











「大変大変たいへーーーん!!」



教室に鳴り響く雷鳴にも似た大声の正体は、教室のドアをおもいっきり開けた親友の内野(うちの)美音(みおん)ちゃんだった。




「立夏~、大変だよー!!」


美音ちゃんは体に急ブレーキをかけて、私の机に手を勢い良く置く。



「美音ちゃん落ち着いて……どうしたの?大声なんかあげて」



「どうしたもこうしたもないよ!!今さっきね体育館にスマホ忘れたから取りに行ったら、誉先輩達が居て、誉先輩、バスケ部相手に点数たくさん取ってて超、ちょーーーーカッコよかったんだよ?!」



「へー、へぇ……」


「なにその薄い反応!?あー……いいよね立夏は、誉先輩と幼なじみだから。
 "そんな"事くらいじゃ、ときめいたりしないか」



「そういうわけじゃないんだけど……」



私も見たかったな、なんて。


いつも誉君を近くで見てるから、照れくさくて言いにくいや。