どんなに愛していても、どんなに心配でも

子供を縛っていい理由にはならない。

大人と言う、親と言う権力を使い、その重圧で子供の将来を決めてしまうことは

愛などではなく、エゴの押し付けである。

きっと自覚がない人は多い。

私は親になった経験が無いため全てを否定できないが、子供の立場からなら気持ちを表出することはできる。

あくまで私個人の意見である。

親としてもたかが20年で手元を離れることに虚しさや寂しさを感じるかもしれない。

自分に残された人生を見つめてもっと一緒に居たい、近くにいてほしいと願う場合もあるかもしれない。

しかし人生というものは子供にもあるのである。

子供にも1度しかない人生であり、時間も有限である。

20代には20代にしかできないことがあり、

今後の人生でやりたいことが沢山ある人も居る。

私のように世界を観たいと広い視野を持って人生を見つめている人も居るかもしれない。

そんな人間に対し、親が近くにいてほしいと言う欲を前面に出し、

就職先の範囲を限定したり、やりたいことを表出した際に頭ごなしに否定することに私は賛成できない。

本当に愛しているというのであれば、私の人生をそっと見守っていて欲しい。

私の価値観をもっと肯定してほしい。

私の人生を認めてほしい。

私にとっての親と言うものは、そういうものだから。

愛を理由に私を自分たちの中に閉じ込めないで…縛らないで…

親不孝者だと言われるかもしれないけれど、

それでも私は、私にしか見れない世界を景色を見てみたいの。