600ミリリットルが入る大きなカップに、透明のプラスチック製のカップ蓋。
その中は、真っ赤なスープが入っている。
いつも、出店の台の上に、十本並んでいた。
『子供の大好きな子供スープ 一杯千円』
と書かれた値札が立っていた。