今会いに来ました。 カフェラテプリン道中記

 盲学校でも運動会や文化祭は有ります。
旧校舎の頃は模擬店も賑やかで饂飩なんかも売ってましたねえ。
 ぼくらも劇をやったりしました。
1年生の時は『虎猫探検記』、3年生の時はみんなで合奏と合唱をやりました。
そう、翌年に担任になるティーマー護先生が指揮者を買ってくれたんです。
5年生の時は『誰も登れぬ岩』だったかな、、、。
 書いていて分かるように運動会と文化祭は一年おきなんですよ。
 大阪に居た頃は10月に運動会、11月に文化祭をやってましたね。

 6年生と言えば修学旅行ですよねえ。 ぼくらの行き先は毎年恒例の大分県別府市。
福岡盲学校の近くに国鉄二日市駅が在りまして、そこから久留米を通って久大本線で別府へ直行するわけです。
付いてすぐ超超超有名な地獄めぐりをします。
別府は温泉の町なので町中が温泉の匂いで溢れかえっています。
そこから地獄めぐりをスタートするわけですねえ。
 最初は血の池地獄。 おどろおどろしいくらいの真っ赤な地獄です。
次は海地獄。 海というだけあって真っ青な真っ青な地獄ですねえ。
ここではなぜか茹で卵を売ってます。
茹でるのにちょうどいいのでしょうか?
 三か所目はかまど地獄。
四か所目は坊主地獄。 粘着質七日、泡がボコボコと坊さんの頭みたいに噴き出してくるんです。
五か所目は竜巻地獄。 思いっきり噴き上げてくる間欠泉です。
一気に高く噴き上げるので蓋がかぶせてありますね。
 六か所目は白池地獄。 牛乳みたいに真っ白です。
最後は金竜地獄。 湯気が登り竜のように見えるそうで、、、。

 地獄めぐりを終えたぼくらは旅館に戻ってきましたが、すぐすぐ出掛けていきました。
旅館の傍に牧場が在りまして、馬に乗せてくれると言うんです。
相手をしてくれた馬はブロンコ。 今でも忘れません。
護先生の知り合いだったかな、、、。

 みんなはそれぞれにブロンコに乗せてもらって牧場を一周して帰ってきました。
さあさあ、最後はぼくの番です。
すると、、、お兄さんは手綱を強く引いてブロンコを全力で走らせてくれたんです。
「何でお前だけ?」 みんなはもちろんそう言いましたが、ぼくに言われてもねえ。

 旅館で夕食を食べた後はその当時流行ったロシアンルーレットで賑やかに遊び明かしました。 チャンチャン。