「いひゃっ…!」
バシッ!!
……なぜか強めに叩かれた背中。
「なっ、なにして…!」
「暗い顔。元気だそーぜ」
「………」
「いって…!!え、なんで?」
「…お返し」
私もめいっぱい友利の背中を叩いてやった。
一緒の夢を追いかけるなら、同じものを食らわなければおかしいでしょ?
苦しいことも嬉しいことも、一緒に受けないと。
つんっと顔を背けながら速度を上げると、軽く笑いながら友利はついてきた。
《こんにちは生徒の皆さん。楽しいお昼休みをお過ごしでしょうか》
という、校内放送が響いたのは。
今日も今日とて宮田さんと過ごしていたお昼タイム中のこと。
きっとこのクラスの人間であれば、誰だとしても勘づく。
マネージャーを除いた野球部が姿を消していることに。



