追いかけろ、青。





今さら。
今になって、まさか怒りにきたの…?

こんなこと言ったらあれだけど、逆に私のほうが忘れてたってのに。



「あれ、何に対して言ってた?」


「っ、なにって……、あんたに対して」


「俺にはそう聞こえなかったんだよな」



きらい。

この追い討ちのかけ方、大嫌い。



「…謝らないから。初対面の人間に失礼なことばっかしてきたのはそっちも同じでしょ」


「ははっ、別に謝って欲しいわけじゃねえって。じゃなくてさ……、なんか、知りたいんだよ早見のこと」


「……私の親が死んだ理由?」



なんでそんなこと言うんだよ───と。

言葉なく彼は、私に優しく伝えてきた。



「でも、謝んなきゃなんねーのは俺のほうかも」


「…意味わかんない」


「ごめん。中学生とか言って」


「………」