追いかけろ、青。





余韻が、抜けない。

いまだ冷めぬ興奮、身体中を駆け巡る熱。


試合後に行われた監督インタビューや閉会式までしっかりと観てから、先に帰ってゆく観客たちのなかに私も続いた。


応援団として繰り出していた生徒やOB、見学に来ていた小学生や中学生、保護者、町の人々。

皆して行きつく先は八木坂高校の校舎だった。



「おかえりーーーっ!!」


「お疲れさまっ!!優勝おめでとう!!」


「野球部ーー!!マジかっけーーぞ!!」



人だかりのなか、選手たちを乗せたバスが通ったことは分かった。

すでに校門前には《甲子園出場おめでとう!!》と、またもや大きな祝いの言葉が貼り出され、夏休みだというのに先生も生徒も集まっていた。


バスからぞろぞろと降りてくる主人公たち。



「あんたっ!よくやった!!」


「うわっ、ちょっ、クソ恥ずかしいって!!マジ肉に挟まれて窒息するわ…!」


「肉ってあんたね…!!まっ、今日だけは許すわ!」