「あっちー」
「っ…!?」
「ん?どした?」
どした?じゃない。
そんな当たり前のようにTシャツを捲ってパタパタされても困る。
高校生だとは思えないほどの引き締まった身体、見惚れそうになった腹筋。
一瞬のあいだに見ただけで鮮明に記憶に焼き付けられた。
「彗?」
「いっ、いーからしまってよ…!それっ」
「へ?……あ、わりい」
距離を置いたつもりなのに、ふっと笑った友利はなぜか歩み寄ってくる。
「…こーいうの、初めて見た?」
「あっ、当たり前でしょ…!」
「これでもちょい落ちてんだよな。治ったらまた絞らねーと。…さわる?」
わざとらしくまた、ペラリと捲って見せられた。
それだけ。
たったそれだけで全身が熱くてたまらないなんて。
「なっ…!触るわけないから…!!バカじゃないのっ、変態!!」
「ははっ、ひでえー」
なんで嬉しそうなの。
そんなことして肋骨が悪化したらどーするの。
……この男はこんなふうに、女の子に平気で身体を触らせるタイプなの?



