「えっ、本当にやめちゃうの…?」
「やっぱり受験勉強と両立できそうになくて…、いろいろ教えてくれてありがとう」
「そっかー…、確かに受験生だから仕方ないよね……。わかった!部長にはあたしから伝えとく!」
「ごめんね金丸さん」
「ううん!こちらこそ短いあいだだったけど、ありがとう早見さん」
金丸さんにそう伝えて、無事にチアリーディング部は辞めることができそうだった。
こうなってホッとした自分もいる。
やっぱり人には向き不向きというものがあって、無理にする応援は何ひとつ相手のためにも自分のためにもならないことを知った。
「彗、どんな感じ?うまくいきそう?」
どこから見ていたのか、いつから見ていたのか。
お隣クラスに背中を向けてすぐのところで現れた友利。
私がコクンとうなずくと、彼もまた胸を撫で下ろした。
「ただ私が抜けた穴、誰かが埋めてくれるといいんだけど…」
「あー……」
「って思ってたら、なんか2年生のサヤカちゃんが入ってくれたらしくて。タイミング良すぎてびっくりしたよね」
「…………」



