けど、私が慣れない衣装を着て、たくさんの応援歌を覚えて。
そうやってチア部として練習してきたのは、あんたを応援したいっていう気持ちがあったから。
私だってあんたみたいに何かに打ち込んで没頭して、一生懸命になってみたかったから。
「っ、───バカっっ!!!」
それは、すでにゴミ扱いとなって重ねられていたプラスチック。
ぎゅっと握っては、そいつ目掛けて投げつけた。
相変わらずな私の暴言。
あんたからすれば慣れたものでしょって、開き直ってやる。
「だったら森さんと一緒に甲子園行けばいーでしょ…!!ずっと一緒に頑張ってきたあんたのマネージャーなんだからっ!!
私なんかっ、私なんか親戚にも歓迎されなければこの町の笑い者にされてる奴なんだから……っ」
そこまで言って、悲しくなった。
震える唇を痛むくらい噛みしめて、耐える。
地面に落ちたプラスチック。
さっきまでは一緒にお弁当が食べられて嬉しかったのに。
ふたりだけで食べることができて、嬉しかったのに。



