「今日、部活だった?」
とは、すでに私が部活に所属していることを知っているということ。
やっぱりあのとき私って分かってたんだ友利は。
わかってたくせに、無視した。
思い出せば思い出すほど悶々と湧き立ってきて、つい可愛げもない返事。
「そう、部活。バスケ部の川島くんを応援してた」
プラス、嫌味セット。
「……だれ。知らねえんだけど」
「バスケ部の川島くん」
「だから誰だって」
「補欠上がりでスタメンに選ばれたらしい2年生」
「………」
一応は、情報だけ。
それぞれの名前を呼ぶから一通り覚えなくちゃだし、補欠上がりともあって彼の場合は逆に覚えやすかった。
「…チア部で?」
「うん」
「…あんなカッコして?」
「…そう」
「………似合わねー…」
カチンと来た。
ひどい、ひどすぎる。
確かにいつも素っ気ない反応をしてる自覚はあるし、私だって言ってしまってから後悔する。



