「おお!またでかくなったなあ洸ちゃん!」
「うわ、弁当!これ食っていいの?俺のぶんもあ───いってえっ」
「まずは皆さんに挨拶でしょ!すみませんね~、このバカは相変わらずで」
パシッと叩かれた友利。
そんな息子に遺伝という面影を渡した母親らしき女性。
似ている2人のうしろ、これまた雰囲気を映す父親らしき男性。
「皆さん足りてますー?一応追加で買ってきたんでね」
「父ちゃん、酒は控えるんじゃなかったのかよ。また太るぜ」
「付き合いってのがあんだよ大人には。今日だけだ、今日だけ」
「…だってさ、母ちゃん」
「これがあんたの父さんよ。期待しちゃダメ」
「あー、そうだったわ。しんど」
おいっ!と、お父さんのツッコミで決着がついた家族コント。
あの家族があって、生まれて、育って、今の友利がいる。
納得できた光景に、やっぱり羨ましさがあった。



