時刻は18時近かった。
部活があると言っていたが、本当は終わったのは17時前。
いろんなことが連発して起こったのと、少し道草を食ってようやく帰るしかなかった今。
「始まってる…?伯母さん、今日なにかあるの…?」
「も~、言ってたじゃない!町内会で2区と3区が集まった親睦会があるって!すぐそこの集会所でやってるから、早く来てね」
「え…、私も行かなきゃダメ…?」
「当たり前じゃない!皆さんに挨拶しなくちゃだもの!」
やだ、そーいうの本当に嫌だ。
だってもう私の噂なんかとっくに町人さんたちに回ってるはずだ。
今さら挨拶なんかいらないよ。
それにここは3区、2区の人にまで広めるっていうの。
「そういう宴会みたいなの…、まだしないほうがいいんじゃないのかな」
「四十九日は過ぎたし、これは毎年行われてる大切な行事なの。とくにうちは参加しないとダメなのよ。町の決まり、わかる?」
「…そういう問題じゃなくて、」
「いつまでもそんなことを言っていたって仕方ないでしょう。なら、どれくらい経てばいいの?1年?2年?」



