追いかけろ、青。





イメージを持たせるためか、すでに入部している部員たちはユニフォームを着用していた。


あんなにスカート短いだなんて聞いてない…。

袖だってノースリーブ、あそこまで腕を出さなきゃダメなの…。



「ですが、私たちの決戦も今年の夏です」



夏。

その言葉は、どの部活にとっても特別なものだろう。

だとしても今年だけは。



「八木坂高校野球部は今年、ぜったい甲子園に行きます!!みんなで一緒に野球部を盛り上げましょう!!」


「「「はいっ!!」」」



その熱量に「やっていいかも…」と思ってしまった。


ユニフォームは余ったものがあるというし、これは一時的な有志であって公式入部ではない。

野球部の試合だけ参加という形もアリだと、部長さんは言ってくれた。



「あっ、もしかして早見さんって横浜の早見さん?」


「……はい」


「そうなんだ~!転校生は珍しいからさー、どの部からも取り合いで大変だったんじゃない?」