追いかけろ、青。





耐えきれなくなったのは私で、少し早めに多目的室へ向かうことにした。


チアリーディング部。

完全に私に対する嫌がらせかと思ってしまうほど、自分なんかには似合わない部だ。



「あの、ここでメンバー募集してるって聞いて…」


「えっ、うそ!入ってくれるの!?何年生?」


「……3年です。説明だけ聞いてみようかなって、」


「きゃー!うれし~!!部長っ、またひとり追加されたよーー!!」



いや、説明だけ。

入部確定じゃないからそれっぽく伝えることだけはやめてもらいたい。


多目的室に集まった希望者たちは、後輩含めて10人は居る。


この人数がいれば私はいらないんじゃないかと思ったが、盛り上げ隊である応援団は多ければ多いほど良いのだと。



「皆さんも知っているかと思いますが、今年野球部は春の大会で地区大会にまで進みました。サッカー部やバスケ部も毎年惜しいところまで行っています。
そこにはやっぱり、学校が一丸となった応援が必要なんです」