当てもなく村を出たララだが、道中でとある商会の馬車が立ち往生しているのに遭遇。
聞けば運転手が腕を骨折したという。
簡単な癒しの魔法を使うことができるララは、怪我を治す代わりに一緒に馬車に乗せてもらうことができた。
まだ胸は痛むけれど、前を向いて生きていこう。ララは決意を新たにするのだった。

一方、村に到着したノアとその一同。挨拶もそこそこに、ノアはララに会いに家へ向かう。
しかしそこはもぬけの殻。
残された指輪と置き手紙の「さようなら」の言葉に、ララが自分から離れていったことを知る。
ノアは手紙を握りつぶすと、仄暗い瞳で「……絶対に逃さない」と呟く。