脚が焼けるように痛かった。
動けずにいると仲間が探しに来てくれた。
『どうするんだよ、これじゃ馬にも乗れないだろう』
ラクレス隊で応急手当をしてもらった、だが身動きが取れなくなった。
『調査は俺達でやるからお前はここで厄介になるか』
『いや、それは』
面目なかった、ただでさえ忙しい国境警備隊に看護までなどと。
『ちょうどラクレス領から定期便の馬車が来ている』
治療をしてくれたラクレス兵が、
『それに乗せてもらって向こうで養生したらどうだ』
デイズに否やはなかった。
「だが、それならなんだってこんな洞窟で寝ているんだ」
ヴェンは至極当然のことを聞いた。
* * *
動けずにいると仲間が探しに来てくれた。
『どうするんだよ、これじゃ馬にも乗れないだろう』
ラクレス隊で応急手当をしてもらった、だが身動きが取れなくなった。
『調査は俺達でやるからお前はここで厄介になるか』
『いや、それは』
面目なかった、ただでさえ忙しい国境警備隊に看護までなどと。
『ちょうどラクレス領から定期便の馬車が来ている』
治療をしてくれたラクレス兵が、
『それに乗せてもらって向こうで養生したらどうだ』
デイズに否やはなかった。
「だが、それならなんだってこんな洞窟で寝ているんだ」
ヴェンは至極当然のことを聞いた。
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