ふたりが会うのは二度目だった。
最初は、あの始めてアーロンと出会った日だった。廃墟で助けられてここに連れて来られたのだ。
取るものも取りあえず夕食の席に通された。
わずかに口にしたとき、洞窟に残した負傷兵が頭に浮かんだ。自分だけ優遇されているようで喉を通らない。そしてすぐ屋敷をあとにしたのだ。
だから対面したと言ってもほんのつかの間だった。
ソフィーがあのときの礼を告げると、
「とんでもないことでございます」
なお目を細めた。
リズはアーロンに向かって、
「あ、配達される荷物のことですが、別便で小麦などの食料品も入って来るそうです。何時になるかわからないとのことで、だから私は今夜はレブロン様のお屋敷に泊まろうかと思っております」
・・え? レブロン様のお屋敷?
ソフィーが目を見張った。
「あの、それはもしかして、あの洞窟の負傷兵のための準備でしょうか?」
「ああそうだ。明日の昼にはすべての負傷兵が到着することになっている。なにしろあの洞窟はバッハスの残党の懸念があるからね。移動させるのに早いに越したことはないんだ」
最初は、あの始めてアーロンと出会った日だった。廃墟で助けられてここに連れて来られたのだ。
取るものも取りあえず夕食の席に通された。
わずかに口にしたとき、洞窟に残した負傷兵が頭に浮かんだ。自分だけ優遇されているようで喉を通らない。そしてすぐ屋敷をあとにしたのだ。
だから対面したと言ってもほんのつかの間だった。
ソフィーがあのときの礼を告げると、
「とんでもないことでございます」
なお目を細めた。
リズはアーロンに向かって、
「あ、配達される荷物のことですが、別便で小麦などの食料品も入って来るそうです。何時になるかわからないとのことで、だから私は今夜はレブロン様のお屋敷に泊まろうかと思っております」
・・え? レブロン様のお屋敷?
ソフィーが目を見張った。
「あの、それはもしかして、あの洞窟の負傷兵のための準備でしょうか?」
「ああそうだ。明日の昼にはすべての負傷兵が到着することになっている。なにしろあの洞窟はバッハスの残党の懸念があるからね。移動させるのに早いに越したことはないんだ」