逆境に咲いた花は、可憐に匂いたつ

 アーロンが剣越しに睨みつける。
 その姿勢のまま、
「ソフィーを連れて逃げられるか」
 ヴェンに耳打ちした。

「ここは俺らが食い止める、行ってくれ彼女を連れて」

「はいっ」
 ヴェンがソフィーの腕を取って走り出した。

 敵が二人を追おうとする、ア―ロンがそれを阻む。

 ソフィーが振り返った。
 アーロンは数人を相手にしていた。