クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】


苦しいくらい君を思ってるなんて伝えたら、どんな顔すんのかな。



あいつは超がつくほど鈍感だから、目をまん丸にして驚くんだろう。



どんな顔をしたって構わない。



俺のことを好きになって欲しいだなんて、決して言わないから。



「古賀の心を揺らしたい。それだけです」



ちょっとでも俺に傾いてくれたら、それで十分だ。



どうか自分勝手な俺を許して欲しい。



「…ふっ、生意気」



そう言った九条先輩の笑った顔を見て、立ち上る湯気とともに心の重みも軽くなったような気がした。