【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。






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『おおきくなったら、かなくんとけっこんするー!』



『うん。おれも、しゅりがいい』





小さい頃の夢を見た。
幼稚園児の俺と柊里。
二人並んで楽しそうに。





凛久に会ったのは中学生のときだったから。
たぶん、小学三年くらいまでは、柊里のことが好きだったんじゃねえかな。




恋愛としてだったかなんて、今となっては覚えてない。






中学にあがるころ、わんわん喚きながら柊里は転校していった。
ただそれは最初だけ。




中学生になって親の経済力もあった柊里は、月に一回のペースで帰ってくるようになった。





連絡も取ってるんだからこっち来なくていいよって何回も言ったけど聞いてもらえなかった。





でも別に、話したり遊ぶだけならいいかって俺も見過ごしてる部分はあって。
柊里が、そこに付け込んできた。






『カナくん。あたしね……カナくんのこと好き』