「かんぱーい」
ニコニコしながら、缶と缶をぶつけてくる。
なにそれ……かわいいな。
お互いプルタブを開けて、一口飲むの、シンクロした。
凛久と一緒だと百倍美味く感じる。
食べ物でも飲み物でも。
あー……凛久とデートしたい。
食べ物ってワードでひらめいた。
凛久が何かを食べてる姿、間近で見たいかも。
「うまあ」
隣で幸せそうに抹茶ラテ飲んでるけどね。
たぶん、お前顔赤くするよ。
「なあ、凛久」
「んー?」
「今日の放課後飯食いいかね?」
ほーら。
耳まで真っ赤。
かーわい。
「えっ……う、うん。いいけど…なんで急に」
戸惑ってる目だね。
急に? そう思ってるの、凛久だけ。
俺は毎日、いつでも凛久と出かけたいって思ってるし。
いつでも俺のものにしたいって思ってるよ。
なんで気づかないかな。
鈍感すぎるよ、お前。



