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中学二年。
俺は、出会ったときから凛久に恋をしてた。
ホント、意味わかんないくらい一途。
なんで俺じゃねえのかなあ、って、何度も思った。
俺の想いに気づくわけもなく、アイツはケロッと彼氏なんか作りやがった。
同級生の漣。
今でも、俺が一番嫌いな男。
『夏向ーっ』
そういって俺の元に走ってくる凛久がいとおしかった。
彼氏がいるのに、俺は一番の友達だからって何でもかんでも報告してきた。
特別扱いじゃんって。
彼氏より優先度高いじゃんって。
鈍感な凛久に、何度も期待させられた。
『みてみて』
そういって、右の髪をかきあげる凛久。
丸いピアスが光ってた。
『なにこれ、どうしたの』
思わず聞くと、アイツは嬉しそうに笑う。
『漣に開けてもらったの!』



