【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。






「…なんであゆまで…」





とか言いつつ、結構気に入ってるじゃん。
自撮りとかしちゃってるじゃん、ちゃっかり。




…あー、通りすがりのひとたちにチラチラ見られてるよ。
やっぱり変だよね? これ。





教室に戻ってくると、全員の注目の的。
ひい!! 消えたい…!! 恥ずかしい…。





「えぐ、超かわいいんだけど!」


「ふたりとも似合うねー!」




お世辞かなんだか知らないけど、余計恥ずかしくなるってばー!!



大人しく席に座って、ため息をつく。
落ち着かない…。





「かわいいじゃん、凛久」





聞きなれた声が頭上から降ってくる。
かわいいって…本気で似合わないと思うんだけど…?



そっと、顔をあげて、おどろいた。





「あ、え…? 夏向、そのかっこ…?」





視界に映る夏向は、どこからどう見ても海賊の服をきている。
…夏向のくせに、ちょっと似合ってる。