【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。






「ついに明日だねぇ」


「だな」





まあ、夏向とは一緒に回れないんだけどさ。
時間帯的に?




あたしが午前の呼び込み担当で、夏向が午後の呼び込み担当だから、休憩時間かぶってないの。
残念ながら。




水湊くん、一応誘ったけど来てくれるかなぁ。





「でも、展示するだけの出し物にして正解だったよね」


「俺らは仕事あるけどな」





うん。
あたしたちだけね。




うちのクラスは、立候補者と抽選で決まった10人が描いた抽象画を展示するだけ。
だから基本クラスメイトは仕事なくて自由に文化祭を楽しめるんだけど…。






「夏向はクラスでいちばんイケメンだからわかるけど、なんであたしまで…」





理不尽とはこのこと。
夏向の隣の席だからって適当な理由で決められたに違いない。ぜったい。





「そりゃ、凛久がクラスでいちばん可愛いからじゃね」


「…へ」





そろっと夏向の顔を見ると。



…なんで、そっちが照れてんの。