【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。





「てかさぁ。今のバレなかったとでも思ってる?」


「…え」


「なんでわざわざ”友達の誕プレ”って言ったの? 新しい文房具ほしくて、とかでよかったじゃん」





…確かに。
あぁ、もうダメ。ホントにあほすぎる。





「あゆはなんでもいいけどさぁ」


「…あー、どうしよ、怒ったかな」


「さぁ? 凛久的にあれは怒ってたっぽかったの?」





いや。…いや?
気にしてなさそうに見えたけど。



…あたしの勘って、あてになんないからな。





「…怒ってなかった、かな?」


「じゃあいいじゃん。それで怒られたらそれまでだしー」




そんな適当な…。
でもさっきのは、水湊くんのお友達さんに助けられたのかも。



あのままだったら…きっと、怒ってた?
もう、わかんないや。





「あー、てかあゆおなかすいたー。クレープたべたい」


「えっ、ちょっと待って」


「だからさっさと注文してきたら? どうせ時間かかるでしょ」


「う、うん」





あたしは慌てて名前の刻印をお願いして、歩夢の元に戻った。
出来上がるの、楽しみだな…。