そのあと。
「凛久ちゃんの家に行ってみたい」っていう水湊くんの言葉で、はじめてのお泊りデートが決まった。
お母さんたちにはね、かわいいキャラクターの絵が描かれたわたがしお土産としてプレゼントした。
「女の子ってかんじ」
水湊くんは笑う。
開口一番、それ?
そりゃそうだよ。女の子だもん。
「お好きなところに座って」
机の上に、コップに入ったオレンジジュースをふたつ。
そのあと、ベッドのふちに腰を下ろした水湊くんの横に座る。
「んーっ、足痛い」
「いっぱいあるいたしね」
ねえ、水湊くん。
いま、本当の本当にふたりっきりだ。
どうする?
なにする? …ドキドキしてるの、あたしだけじゃないといいな。
「…凛久ちゃん」
甘く、名前をささやかれた。
心臓、壊れちゃいそうになりながら、「んー?」って返事をする。



