思わず顔が熱くなる。
うん、そっか。そうだね。
水湊くんもあたしのこと好きなんだった。
「俺がかわりに選んであげる」
「ありがと…」
ねえ。
このあたしの赤面は、置いてけぼり?
「あ、これとかいいじゃん」
「んー…かわいい」
先陣切ってはしゃいでる。
やっぱり、王子様、時々、少年。
「誕生石とかは? 凛久ちゃん誕生日何月?」
「6月」
「6月の誕生石はー……って、えっ!? 凛久ちゃん、誕生日過ぎてんじゃん!」
「…う、うん」
そんな驚いてくれると思ってなくてサラッて言っちゃったよ。
今年は例年より寂しい誕生日会だったけど、別に…。
「何日?」
「21日」
「うわ、マジ…? ごめん、俺知らなくて」
いや、仕方ないよ。
言ってないんだもん。
誕生日祝えなくてごめんって?
水湊くん、やーさし。



