【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。






「中学二年のときかな」


「え、中学生でピアス? ませてたんだね、凛久ちゃん」





そんな風には見えないのに、って。
別に、好きで開けたわけじゃないし。





「元カレにね。開けてもらったの……あんまりハッピーな記憶じゃないけど」



「…ふうん」





元カレの話とか、興味なかったかな。
でも……なんとなく、水湊くんには知ってほしいって思った。



あたしの、過去の話も、ぜんぶ。





「ね、元カレに未練あるの?」


「…え、いや、……未練? は、ないかも」





どうだろうね。
漣のことは微塵も好きじゃないし。
むしろ、嫌いだし。



でも、こうして今でも思い出すってことはやっぱり過去に思い残したことがあるってことなのかな。






「じゃあさ、これ外さない?」


「…え?」


「俺のエゴでしかないけど。凛久ちゃんの体に元カレの記憶が刻まれてるの嫌だし」