【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。






「そりゃよかった」




水湊くんの笑顔、好き。
優しい気持ちになる。




「そういえばさ……」


「うん」




突然、言いづらそうに。




「この前一緒にいた彼、お友達?」


「……ああ、夏向?」





校門で鉢合わせたときのことだよね。
あのときは、まさか水湊くんがお迎えに来てくれるなんて思ってなくてびっくりしちゃったなあ。





「カナタくん?」


「うん。中学からの友達」


「ふーん……」





夏向のことが気になるの?
大丈夫だよ。あたしたち、恋愛関係になることはないから。




……って、告白されちゃったんだった。
返事もまだ出来てないし、ああもう…思い出した、ぜんぶ。





「最近ぼーっとしてるのって、彼のこと考えてるからだったりする?」


「……ええ?」




なんで、わかったの。
水湊くんは「男の勘かな」って夏向みたいなことを言う。