家に帰ってご飯をたべたあと、部屋でダラダラしていたら。
パッと画面が切り替わった。
”歩夢”
通話ボタンを押す。
「もしもーし」
『あ、凛久? 明日ってバイトある?』
「ないよー」
『放課後さ、図書室で勉強しない?』
勉強?
確かに。
いま六月だもんね。
もうすぐ夏休み前最後のテストがある。
学生の本業は勉強だから、それもちゃんとしなきゃ。
「賛成!」
『うん。じゃあ忘れて帰らないでね』
え?
歩夢の中でのあたしってそのレベルのアホなの?
ショックなんだけど。
「あ、そういえば歩夢きいて」
『なに?』
いうか迷ったけど、歩夢口堅いし。
信頼してるから教えちゃう。
「夏向に告白されちゃったあ…」
『……は?』
驚くよね。
夏向ってあたしのこと好きだったんだ、って感じじゃない?



