【完】超一途な彼はお友達じゃ我慢できない。







ふと、机の横にかかった凛久のカバンが目につく。
このまえお土産として買って来たというキーホルダー。




歩夢に『なんでRふたつもあんの』って聞かれて、『別の友達とおそろいなの』って言ってた。




……それって、絶対ミナトくんだよな。
ああもう。嫉妬でおかしくなりそ。





「麻琴、俺もうダメかも」


「え? なにその怖い宣言」





ホントに。
凛久が俺以外の男に懐くとか、マジで無理。




ため息しか出てこない。
どうしたら俺だけを見てくれる?
考えたって答えなんか出ないんだけどさ。




とにかく、告白だけはしたし。




これで凛久が俺のことを男として意識してくれるのを期待するしかねえなあ。






「前途多難だわ、普通に」


「凛久のこと? まあ……がんばれ」






がんばってるよ。
この四年目の片思いに、今年こそ終止符を打ちたいから。