『てか、友達って女?』
「んーん、男の子」
『……へえ』
なんか反応遅かったけど?
電波かな?
別に隠すこともないよね。
水湊くんだってただの友達だし!
『手出されないようにね』
夏向パパみたいなこと言ってる。
夏向に限ってそれはないでしょ!
あたしのこと貧乳とか言ってバカにしてくるし。
「ないよー」
『ホントかなあ』
「超ホント」
『ははっ、なにその日本語』
よかった。笑ってくれた。
声のトーン下がったから怒っちゃったかとおもったよ。
そこまで話したところで、部屋のドアがガチャッと開いて、夏向が戻ってきた。
うわあ……お風呂上がりの夏向、色気いっぱい。
夏向ファンの女の子たちに見せてあげたい。
ごめんね? あたしが独り占めして。
「あ、友達戻ってきたから切るね」
『…うん。声聞けて嬉しかった。またね』
「ばいばーい」
電話を切ると、夏向はあたしの隣に腰を下ろす。
ドライヤー。ブオンブオン。
乾かし終わって、夏向がひとこと。



