「どうぞ〜。」

少し歩いたところに星くんの家はあった。

なんか、緊張する…………
ところで星くんのご両親はいるのかな。
だったら挨拶しなきゃ。
一応こんな私でも彼女なわけだし

緊張してスリッパを履きながら立ち止まっていると

「ん?どうしたの?大丈夫?」

星くんが止まってる私を見て心配そうに見つめてきた。

「あっ、いや大丈夫だよ。
あ、あの………
星くんのご両親とかって………?」

「あぁ、親は仕事だよ。
だからふたりきり、だね…………」
「っ!?」

星くんが近寄って耳に囁いてきた。