侯爵夫人がそういうと、侍女たちがてきぱきと今まで私が飲んでいたお茶をかたずけ、新しくお茶とお菓子を準備し始める。
とても、渡したから帰りますなんて言えるような雰囲気ではない。
素直にソファに腰かけると、ジョアンナ様が封筒からハンカチを取り出した。
「まぁ!こちらも素敵ね!私がいただいたものはヒヤシンスとカスミソウでしたわね。こちらはヒヤシンスと、白い花はモスフロックスかしら?」
え?
「あ、あの、白い花は、前に見たことがあるピンクの花の形を模したのでうが、その花にも白いものがあったのですね」
驚いて声を上げるとジョアンナナ様が首を傾げた。
「ええ、とてもかわいらしいわ。知らなかったということで、なぜそんなに驚くのかしら?」
「い、いえ、その……贈り物にしたいという話でしたので……。花言葉も知らずに架空の花ならば問題ないと思っていたので」
ジョアンナナ様が頷いた。
「ふふ、花言葉まで気にして刺繍してくださったのね。大丈夫よ。モス・フロックスの花言葉は、淡いピンクは”臆病な心”」
臆病な心……。
本に挟んだ押し花を思い浮かべる。
「そして、白いモス・フロックスは”きらめく恋”よ。もらって困るような花言葉ではないわ」
「きらめく……恋」
「それよりも、今の会話で確信したわ。このハンカチの刺繍は確かにあなたがしたものでしょう」
え?
とても、渡したから帰りますなんて言えるような雰囲気ではない。
素直にソファに腰かけると、ジョアンナ様が封筒からハンカチを取り出した。
「まぁ!こちらも素敵ね!私がいただいたものはヒヤシンスとカスミソウでしたわね。こちらはヒヤシンスと、白い花はモスフロックスかしら?」
え?
「あ、あの、白い花は、前に見たことがあるピンクの花の形を模したのでうが、その花にも白いものがあったのですね」
驚いて声を上げるとジョアンナナ様が首を傾げた。
「ええ、とてもかわいらしいわ。知らなかったということで、なぜそんなに驚くのかしら?」
「い、いえ、その……贈り物にしたいという話でしたので……。花言葉も知らずに架空の花ならば問題ないと思っていたので」
ジョアンナナ様が頷いた。
「ふふ、花言葉まで気にして刺繍してくださったのね。大丈夫よ。モス・フロックスの花言葉は、淡いピンクは”臆病な心”」
臆病な心……。
本に挟んだ押し花を思い浮かべる。
「そして、白いモス・フロックスは”きらめく恋”よ。もらって困るような花言葉ではないわ」
「きらめく……恋」
「それよりも、今の会話で確信したわ。このハンカチの刺繍は確かにあなたがしたものでしょう」
え?

