ジョアンナ様宛てに。前に贈ったハンカチの賛辞に対してのお礼と、贈った人に喜んでもらえるようにと。簡単に書いて封筒に入れる。
それから屋敷の前に待っていた馬車に慌てて乗り込んだ。
行先はお父様から伝えられているようで、何も言わなくてお侯爵家に向かって動き出した。
侯爵家について、用件を伝えるとすぐに屋敷の中に通される。
え?どうして?
渡したらおしまいじゃないの?
いえ、じゃないから本人に届けるように言ったのだけれど……。
「こちらでお待ちください。すぐに奥様がいらっしゃいます」
と、侍女に言われて応接室の一つに通される。
奥様?奥様って、侯爵夫人のジョアンナ様のことだよね……。
わ、私なんかが侯爵夫人にお会いするなんて。
お茶を1杯飲み終わるころに、侯爵夫人が部屋にいらっしゃった。
「こちらから頼みごとをしたのに、お待たせしたわね」
とても美しい女性だ。菫色の瞳に、紫がかった黒髪をしている。
そして、見につけていたのは、ハンカチの色に似た薄紫色のドレス。
なんて、上品に紫色を着こなす方だろう。
「あの、ハンカチを、お持ちいたしましたっ!」
すぐに立ち上がって、持って来たハンカチを入れた封筒を差し出す。
「ふふ、ありがとう。少しお話を聞きたいの、座ってちょうだい」
それから屋敷の前に待っていた馬車に慌てて乗り込んだ。
行先はお父様から伝えられているようで、何も言わなくてお侯爵家に向かって動き出した。
侯爵家について、用件を伝えるとすぐに屋敷の中に通される。
え?どうして?
渡したらおしまいじゃないの?
いえ、じゃないから本人に届けるように言ったのだけれど……。
「こちらでお待ちください。すぐに奥様がいらっしゃいます」
と、侍女に言われて応接室の一つに通される。
奥様?奥様って、侯爵夫人のジョアンナ様のことだよね……。
わ、私なんかが侯爵夫人にお会いするなんて。
お茶を1杯飲み終わるころに、侯爵夫人が部屋にいらっしゃった。
「こちらから頼みごとをしたのに、お待たせしたわね」
とても美しい女性だ。菫色の瞳に、紫がかった黒髪をしている。
そして、見につけていたのは、ハンカチの色に似た薄紫色のドレス。
なんて、上品に紫色を着こなす方だろう。
「あの、ハンカチを、お持ちいたしましたっ!」
すぐに立ち上がって、持って来たハンカチを入れた封筒を差し出す。
「ふふ、ありがとう。少しお話を聞きたいの、座ってちょうだい」

