ルード様が辛そうな表情を見せる。
「そうか、それでまたひどい仕打ちを受けるということか……」
小さく首を横にふる。
「次は」
「来月の、家督を継いだ侯爵様のお披露目の会には父とともに出席する予定になっていたと思います」
ルード様は、ただ、頷いた。
会えるといいなとも、その日に会おうとも……会いたいとも、何も言わない。
当然だ。
約束も欲しがらないと、私が言ったのだ。
ルード様だって、何もあげられないと言ったのだ。
「では、失礼いたします」
立ち上がり簡単に礼をする。ルード様も立ち上がったけれど、エスコートは断った。
侍女がお茶会の会場まで連れて行ってくれた。
「染み抜きをしたドレスは馬車に運び込んでありますので」
「何から何までありがとうございます。あの、ジョアンナ様にもお礼をお伝えください」
家に戻ったら、お礼の手紙も書かなければ。何かお礼の品も準備した方がいいのだろう。そうなるとお父様に相談しなければ……でもどうやって?まさか、子爵家の侍女のせいでと言うわけにもいかない。きっと言えば、私がぼんやりしていて気が付かなかったんだろうとか、ドレスを汚したのを侍女のせいにするなとか言われそうだ。
お茶会会場の端を目立たないようにうつむいて歩いていく。
「あら?場違いな子爵令嬢はもうお帰りですか?」
声をかけられて顔を上げると、3人のご令嬢がいた。
「そうか、それでまたひどい仕打ちを受けるということか……」
小さく首を横にふる。
「次は」
「来月の、家督を継いだ侯爵様のお披露目の会には父とともに出席する予定になっていたと思います」
ルード様は、ただ、頷いた。
会えるといいなとも、その日に会おうとも……会いたいとも、何も言わない。
当然だ。
約束も欲しがらないと、私が言ったのだ。
ルード様だって、何もあげられないと言ったのだ。
「では、失礼いたします」
立ち上がり簡単に礼をする。ルード様も立ち上がったけれど、エスコートは断った。
侍女がお茶会の会場まで連れて行ってくれた。
「染み抜きをしたドレスは馬車に運び込んでありますので」
「何から何までありがとうございます。あの、ジョアンナ様にもお礼をお伝えください」
家に戻ったら、お礼の手紙も書かなければ。何かお礼の品も準備した方がいいのだろう。そうなるとお父様に相談しなければ……でもどうやって?まさか、子爵家の侍女のせいでと言うわけにもいかない。きっと言えば、私がぼんやりしていて気が付かなかったんだろうとか、ドレスを汚したのを侍女のせいにするなとか言われそうだ。
お茶会会場の端を目立たないようにうつむいて歩いていく。
「あら?場違いな子爵令嬢はもうお帰りですか?」
声をかけられて顔を上げると、3人のご令嬢がいた。

