「普段着ないようなデザインでしょうが、体形が違っても着られるドレスが他になくてごめんなさいねとジョアンナ様から言葉を預かっております」
気を使ってもらって、嫌だなんて言えるはずもない。
とても良い生地を使った高そうなドレスだ。
袖を通すととても肌触りが良くてびっくりする。
「こちらのドレスはウエストをリボンで締めて体に合わせるタイプなのでウエストが違っても問題ありません」
ふんわりと柔らかく広がるスカートに、パフスリーブ。胸元はあきすぎずにフリルが付いていて、かわいらしいデザインのドレスだ。
形はかわいらしいけれど、色は大人っぽい。
まるで……。
着替え終わり、隣の部屋へと案内される。
ルード様が、立ち上がって目を見開いた。
「そのドレスは……」
擦れた声でつぶやかれる。
ルード様の胸に挿したヒヤシンスの花のような色のドレス。
「侯爵夫人のジョアンナ様が気を使って……貸してくださいました……」
私の言葉を侍女が訂正する。
「いえ、お貸しするのではなく、差し上げると」
えっと驚く。
「似合っている」
その言葉に、部屋にあった鏡に映る姿を見た。私とルード様が並んでいるのが映っている。
「まるで、俺の婚約者のようだ」
ルード様がつぶやいた。
「冗談でも……そんなこと……」
言うべきではないと。
気を使ってもらって、嫌だなんて言えるはずもない。
とても良い生地を使った高そうなドレスだ。
袖を通すととても肌触りが良くてびっくりする。
「こちらのドレスはウエストをリボンで締めて体に合わせるタイプなのでウエストが違っても問題ありません」
ふんわりと柔らかく広がるスカートに、パフスリーブ。胸元はあきすぎずにフリルが付いていて、かわいらしいデザインのドレスだ。
形はかわいらしいけれど、色は大人っぽい。
まるで……。
着替え終わり、隣の部屋へと案内される。
ルード様が、立ち上がって目を見開いた。
「そのドレスは……」
擦れた声でつぶやかれる。
ルード様の胸に挿したヒヤシンスの花のような色のドレス。
「侯爵夫人のジョアンナ様が気を使って……貸してくださいました……」
私の言葉を侍女が訂正する。
「いえ、お貸しするのではなく、差し上げると」
えっと驚く。
「似合っている」
その言葉に、部屋にあった鏡に映る姿を見た。私とルード様が並んでいるのが映っている。
「まるで、俺の婚約者のようだ」
ルード様がつぶやいた。
「冗談でも……そんなこと……」
言うべきではないと。

