それからハルーシュ様はヴァイオレッタの噂を知ったうえで「今は僕の愛人だ。手を出すな」とアイリーンを守り始めた。
『なんでそんなことをするの?と聞いたら僕にも分からないと言われた。婚約するために王都に来たのに。愛人がいるなんて噂が立ってしまっては駄目でしょう?』
ああ、きっとこの噂かな。ルード様が、弟の不始末をと言っていたのは。
娼婦のようだと言われるヴァイオレッタを愛人にしたという噂を聞いて、ルード様は王都に来たのだろう。
愛人宣言したため、二人はたびたび夜会が開かれている部屋の一室に二人でいることが増えていく。
アイリーンとしてお茶会に参加していたときと変わらない。
たわいのない会話を続けるだけの関係が続いた。
『他の汚い男たちとは違う。部屋に二人きりになっても、ハルーシュ様は何もしない。きっと、私のことを哀れに思って、本当に守ってくれるためだけに、愛人だなんて嘘をついたのだ。どうしよう。これ以上好きになったら。私にできることは、本当に愛人にしてもらうことしかない。それでいい』
本当に愛人にしてと、アイリーンはハルーシュ様と愛を交わすようになった。ただ幸せな日々が続いていたようだ。
『ハルーシュ様のお兄様が王都にやってくる。きっと、別れさせるために来るんだとハルーシュ様が言った。そうか。私は愛人でいることもできないのか……』
『なんでそんなことをするの?と聞いたら僕にも分からないと言われた。婚約するために王都に来たのに。愛人がいるなんて噂が立ってしまっては駄目でしょう?』
ああ、きっとこの噂かな。ルード様が、弟の不始末をと言っていたのは。
娼婦のようだと言われるヴァイオレッタを愛人にしたという噂を聞いて、ルード様は王都に来たのだろう。
愛人宣言したため、二人はたびたび夜会が開かれている部屋の一室に二人でいることが増えていく。
アイリーンとしてお茶会に参加していたときと変わらない。
たわいのない会話を続けるだけの関係が続いた。
『他の汚い男たちとは違う。部屋に二人きりになっても、ハルーシュ様は何もしない。きっと、私のことを哀れに思って、本当に守ってくれるためだけに、愛人だなんて嘘をついたのだ。どうしよう。これ以上好きになったら。私にできることは、本当に愛人にしてもらうことしかない。それでいい』
本当に愛人にしてと、アイリーンはハルーシュ様と愛を交わすようになった。ただ幸せな日々が続いていたようだ。
『ハルーシュ様のお兄様が王都にやってくる。きっと、別れさせるために来るんだとハルーシュ様が言った。そうか。私は愛人でいることもできないのか……』

