すぐに自分の上着を貸してくれるなんて洗練されてると思うのに……。
ルード様もハルーシュ様も、誰にも見劣りするような田舎臭さなんてなかった。
日記を読み進めると、お茶会や舞踏会になじめない二人は、人がいない会場の隅や庭園に身を隠して時間が過ぎるのを待つ時に、たびたび顔を合わせて話をするようになったようだ。
そして、偶然顔を合わせていたのが、約束をして顔を合わせるようになる。
『なぜ、突然王都に来ることになったのかと、聞かなければよかった』
楽しそうな日記に突然影が落ちる。
『婚約するため。候補者の令嬢と会うためだって。ハルーシュ様も他の男の人と同じ。私は選ばれない』
それからお茶会では顔を合わせないように避けるようになったようだ。
『夜会でハルーシュ様にあった。ヴァイオレッタの私を見て「アイリーン」と呼んだ。会いたかったって。人違いだとヴァイオレッタの時の高慢な物言いをしたけれど「僕が君を見間違えるわけがない」って。どうしよう。好き。でも、ハルーシュ様だって他の男と同じ。婚約する予定の人がいるのに、他の女に優しくして。他の、汚い男たちと同じ。無視して他の汚い男と話をしている間、ずっと視線を感じていた。何が言いたかったんだろう』
お茶会でハルーシュ様と会うことはなくなりかわりに夜会で会うようになったんだ。
ルード様もハルーシュ様も、誰にも見劣りするような田舎臭さなんてなかった。
日記を読み進めると、お茶会や舞踏会になじめない二人は、人がいない会場の隅や庭園に身を隠して時間が過ぎるのを待つ時に、たびたび顔を合わせて話をするようになったようだ。
そして、偶然顔を合わせていたのが、約束をして顔を合わせるようになる。
『なぜ、突然王都に来ることになったのかと、聞かなければよかった』
楽しそうな日記に突然影が落ちる。
『婚約するため。候補者の令嬢と会うためだって。ハルーシュ様も他の男の人と同じ。私は選ばれない』
それからお茶会では顔を合わせないように避けるようになったようだ。
『夜会でハルーシュ様にあった。ヴァイオレッタの私を見て「アイリーン」と呼んだ。会いたかったって。人違いだとヴァイオレッタの時の高慢な物言いをしたけれど「僕が君を見間違えるわけがない」って。どうしよう。好き。でも、ハルーシュ様だって他の男と同じ。婚約する予定の人がいるのに、他の女に優しくして。他の、汚い男たちと同じ。無視して他の汚い男と話をしている間、ずっと視線を感じていた。何が言いたかったんだろう』
お茶会でハルーシュ様と会うことはなくなりかわりに夜会で会うようになったんだ。

