「私とソフィアは友達だったのよ。……でも、結婚してからは疎遠になってしまったけれど……。もっと手紙を出せばよかったと、亡くなったと聞いて後悔していたの。会えてうれしいわ」
「ジョアンナ様が、お母様の……友達……?」
「不思議でもなんでもないわ。結婚する前は私もソフィアも伯爵家の次女だったのよ。それで気が合って……」
ジョアンナナ様が懐かしそうに眼を細めながらお母様の名前を口にする。
「ああ、私の話はいいわ。今はそれよりも、あなたのことよ。ヴァイオレッタ、正直に答えてちょうだい」
正直に?
「あなたは、幸せなの?」
「え?」
私は、幸せなのか?
不幸だと思うこともない。不幸だと思わないことは幸せということなのだろうか?
分からない。だって、幸せってどういうことなのか、考えたことがないから。
答えられずにいると、ジョアンナナ様が困った顔をして息を小さく吐き出す。
「では、質問を変えるわね」
質問が変えられるということにホッとする。
「この間のお茶会の時にドレスを着せてくれた使用人は、あなたがアイリーンではなくヴァイオレッタだと知っていたの?」
ああ、この質問ならすぐに答えられる。
「はい。この前のお茶会の時は、子爵家の使用人は私がアイリーンの代わりにお茶会に出ることを知っていました」
うんとジョアンナ様が頷いた。
「ジョアンナ様が、お母様の……友達……?」
「不思議でもなんでもないわ。結婚する前は私もソフィアも伯爵家の次女だったのよ。それで気が合って……」
ジョアンナナ様が懐かしそうに眼を細めながらお母様の名前を口にする。
「ああ、私の話はいいわ。今はそれよりも、あなたのことよ。ヴァイオレッタ、正直に答えてちょうだい」
正直に?
「あなたは、幸せなの?」
「え?」
私は、幸せなのか?
不幸だと思うこともない。不幸だと思わないことは幸せということなのだろうか?
分からない。だって、幸せってどういうことなのか、考えたことがないから。
答えられずにいると、ジョアンナナ様が困った顔をして息を小さく吐き出す。
「では、質問を変えるわね」
質問が変えられるということにホッとする。
「この間のお茶会の時にドレスを着せてくれた使用人は、あなたがアイリーンではなくヴァイオレッタだと知っていたの?」
ああ、この質問ならすぐに答えられる。
「はい。この前のお茶会の時は、子爵家の使用人は私がアイリーンの代わりにお茶会に出ることを知っていました」
うんとジョアンナ様が頷いた。

