「じ、じゃあ! 野愛はわたしにどうしてほしいの……?!」
結局わたしはどうしたらいいのか、わからない。
それならいっそ、野愛に教えてほしい。
そう思って言ったのに、意地悪野愛はニコッと笑ったあと、ゆったりと首を傾げた。
「さあね? どうしてほしいと思う?」
もう、いちいち癪に触る……!!
こっちがぷんすか怒ろうと、目の前の彼は至って平然としている。
「わかんないから聞いてるんでしょ?!」
「んー考えてよ」
「いっぱい考えたけど、わたし部活してないし【妃】でもないから夏休みに学校来れないんだもん! 仕方ないんだよ……!」
「ふうん。瑠璃ちゃん、俺に会いに学校来ようとしてるんだ? そのためにいっぱい考えたんだ?」
「……っな!」
いつもの調子で否定できたら良いものの。
今の言い方は完全に野愛に会いたがっているかのようになってしまったと悟り、みるみる顔が熱くなっていく。



