ツンデレのツンが強めの発言に泣きながら、それでも通常運転のミヨちゃんに励まされる。
毎日バレないように【帝国】に行っているけれど、いつかほかの生徒(特に女の子)に気づかれてしまったときが怖い。
【妃】でもないわたしが、【帝国】に入り浸っているだなんて、たとえ野愛の指示だとしても他生徒からは認めてもらえないと思う。
野愛はすごく慕われているし、言うまでもなくモテる。
憧れる女の子だって、ほぼ生徒全員だといえるほどだと思う。
そんな危険を冒してまで、わたしが野愛に会いに行く意味ってなんなんだ……と自問する。
──── 『じゃーさ、瑠璃ちゃんはなんでココ来たの?』
「……だから、野愛に呼ばれたから、仕方なくだもんっ」



