「なーんか、違和感っていうか知ってるような懐かしいような、そんな気がするんだよね。」



私は今日に戻ってからもそのモヤモヤした気持ちを零ちゃんに相談していた。



「う〜ん、なんだろうね?」

零ちゃんも一緒に考えてくれた時だった。


「キャー!かっこいい!」

「付き合って〜!!」

「写真撮って〜!」

女の子達の悲鳴?歓声?が聞こえてきた。
廊下は女子だらけだ。



「あっ!あのイケメンがいるみたいよ?
もう一度見てみたら思い出すんじゃない?」

「うーん、どれだけ見ても不思議になるだけで思い出さない気がするしいいよ。
そして何よりあの女子達の中に混ざりたくない。」

「確かに!」

笑ってまた考える。

「あっ、あのイケメン男子の名前は
早宮 結 (はやみや ゆう)だったじゃん!
小さい頃とかに遊んでたとかないの?」



小さい頃仲良かった男の子、か。



「あっ!」



パッと閃いたのは小さい頃よく遊んだ幼なじみの結のことだった。