完全に他人みたいな態度を取られてショックを受ける。

「う、うん。」


笹原さん、だなんて。
まるで今までのことがないような態度で接してくるじゃん。

そこまでしないでよっ。


そう思うけど、先に突き放したのは自分だ。
文句を言える立場じゃない。


席に戻ると

「藍那ちゃん！？どうしたの、泣きそうな顔して！」

そんな時に零ちゃんが心配そうな顔して言ってくれるもんだから、今まで我慢していた涙が溢れ落ちた。

「うぅーっ。れいちゃーん。」

「えっ、えっ？どうしたの！とりあえず場所移動しよう？」


零ちゃんが慌てて人がいないところに連れて行ってくれた。